リファクタリングするときに気をつけること

巨大なコードを一気にやろうとしない

リファクタリング対象が巨大であればあるほど、想定通りに動かない可能性が高くなります。

そして、動かなくなったときにどの辺りが原因なのかを特定することが難しくなります。

結果として、作業した内容はすべてなかったことになり、貴重な時間が失われます。

動作を変えようとしない

リファクタリングをしていると、動作自体を変えたくなることがでてきます。

「ここの処理はこうした方がもっとシンプルになるのに」。

しかし、リファクタリングはあくまで動作は元のままで、コードをわかりやすくすることが目的です。

動作を変えたい場所があればコメントに残しておき、リファクタリングとは別に対応します。

一人でやろうとしない

相談できる相手がいれば、リファクタリングの方針を相談してからの方が良いでしょう。

相手は自分が気づいていない部分を指摘してくれます。

そもそもの方針が間違っていて、大事故につながることを防止できます。

おかしいなと思ったらそれ以上進まない

リファクタリングをしていると、これまで順調に進んでいたのにある時突然テストが通らなくなったり、期待した動作にならなくなります。

そこで無理に前に進もうとせずに、そこまでのリファクタリングに止めることが大切です。

うまく動いている部分は、これまでよりは改善しているはずです。

1点目と重複しますが、一度に一気にやらずに、小さなステップに分けて少しずつ改善していくことが重要です。