システム開発にありがちな落とし穴

システムを開発する中でありがちな落とし穴として、「顧客からの要求がコロコロ変わる」というものがあります。

これによって、開発がなかなか進まないことがあります。

要求が変わるといっても、これまでの経験上いくつかパターンがあるのでご紹介します。

あいまいなままにしていたためにその時の気分で変わる

あの時はああ言ったから、というような口頭ベースの記憶だと、誰もがあいまいになります。

話し合った結果は議事録に記録し、それを顧客側にも共有して認識のずれがないかを確認することが重要です。

少し本質とずれますが、私自身、顧客と話しあって決まったことを理解したつもりではありましたが、いざ議事録を確認してもらったら反対の認識だったことがあります。

意思決定者が違う

その時の打ち合わせでは双方ともに認識がかみ合っていても、その後に決定が覆ることがあります。

つまり、意思決定者がもっと上にいる場合です。

これに対する対策は難しいですが、顧客が少しあいまいな態度をとったり、意思決定者が別にいることが分かっている場合は、その場で決定せずに一旦持ち帰ってもらい確認してもらうことも重要です。

決定するまでの間は、作業は一旦ペンディングになるので、いつまで決定できるかを顧客側に確認すると良いです。