プログラミング入門 小さな関数に分割することに抵抗がある人へ

品質の良いコードを書くために、できるだけ小さな単位で関数やメソッドを分けて書くことは重要ですが、関数を分けて書くことにあまり慣れていない人にとってはデメリットにも感じます。

細かい関数がたくさんあるコードでは、関数から別の関数が呼ばれてさらに別の関数が呼ばれるというように、たらい回しのようにされて、実際の処理にたどり着くのが大変に感じます。

関数に分けない場合と比べてもあまり変わりがないように感じるかもしれません。

そのように感じた場合は、関数の命名が適切ではない可能性があります。

関数を小分けにした場合、その関数の中をみなくても何をする関数なのかがわかるような命名にしないといけません。

そうしないと、結局各関数の実装を追うことになり、たらい回しの感覚を味わうことになります。

命名が適切であれば、各関数の中は見ないで済みます。

例えば、あるシステムの計算の処理を直そうと思い、該当のコードがどこにあるかを探そうとします。

その時に、計算をしているであろう関数名を探せば良いのです。

もし、関数に分けられていない場合は、膨大なコードから該当箇所をしらみつぶしに探さないといけません。