プログラミング入門 Javaのユーティリティクラス

Javaはオブジェクト指向なので、データとそれを操作する処理をクラスとしてまとめて定義します。

しかし、「文字列がNullかどうかチェックする」や「渡された値を元に何か単純な計算をする」というような処理の場合、わざわざnewしてインスタンス化する必要がありません。

このようなときに登場するのがユーティリティクラスです。

具体例

先ほどの「文字列がNullかどうかチェックする」をユーティリティクラスにしてみます。

Nullかどうか、だけだと単純すぎるので、Nullもしくは"tamibouz"のときにtrueを返す処理にします。

import java.util.*;

public class Main {
    public static void main(String[] args) throws Exception {
        System.out.println(MyUtil.isNull(null));
        System.out.println(MyUtil.isNull("tamibouz"));
        System.out.println(MyUtil.isNull("hito-chan"));
    }
}

class MyUtil {
    public static boolean isNull(String value) {
        return value == null || value == "tamibouz";
    }
}

MyUtil クラスがユーティリティクラスです。

mainメソッドの中では、MyUtil.isNull() というように、MyUtilをnew演算子でインスタンス化することなく使用しています。

newでインスタンス化すると、メモリのヒープ領域をその分使用することになります。

メモリ節約のためにも、必要のないnewは避ける方が良いとされています。