Reduxを使ってきて感じたデメリット

私が初めてReactで開発を行った時は、Reduxを使うのがデファクトスタンダードだよ、という風潮があったために、特に何も考えずにReduxを使い始めました。
結局、Reduxのメリットが分かったのは実際に使い始めてからでした。
この記事では、私が感じたReduxのデメリットについて書こうと思います。
ボイラーテンプレートが増える
Reduxを使うと、状態を更新するために、action, action creator(必要に応じて), reducer を記載する必要があります。
どんなに単純で小さな処理であっても、これらを書く必要があるため、コード量が多くなります。
よく言えば統一性があるのですが、コード量が多くなるということは、それだけ間違えるチャンスも多くなるし、目的のものを見つけることも難しくなります。
学習コストが結構高かった
Reduxの概念の勉強するためのコストが結構かかりました。
当時はReduxはおろかReactを知る人も周りにいなかったので、すべて手探りで開発しました。
しかも、それなり大規模な会社の基幹システムの開発だったため、プレッシャーもありました。
今思えば、実装に入る前に、ある程度Reduxを研究する時間が欲しかったです。
何も考えずにやるとグローバルな状態が大変なことになる
Reduxは、そのアプリケーションの状態をstoreというところで一元管理します。
しかし、何も考えずになんでもかんでもstoreにいれてしまうと、storeが肥大化します。
これは別にグローバルにしなくていいのに、、というものもstoreに入ってくると、コードの意味があいまいになりはじめて、いずれ理解が困難なものになります。(実際になりました。)
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