あれは大変だったなと思うプロジェクトの振り返り 決定権をもつ担当者を探す重要性

これまでやったプロジェクトの中で、特に大変だったなと思っているものについて書きます。

一つ目は某大手飲食店の人事システムについてです。

このプロジェクトで大変だったのは、システムの実装ではなく、クライアントからの聞き取り & 仕様整理でした。

この会社では企業型確定拠出年金をしており、その管理をシステムでやっていたのですが、元データが別のソフトウェアから連携されており、そのデータの仕様を明確化することが最重要でした。

しかし、仕様を把握している人が実は限られており、何度も足を運んでミーティングをしても、あいまいな仕様しかわからず、あとでどんでん返しがあるなどして、開発者側にも手戻りをさせてしまいました。

クライントと話す時によくある話ですが、決定権を持っている人が誰かをできるだけ早く把握して、その人と話すことが一番早いです。

この場合は仕様を完全に把握しているソフトウェア側の担当者になったと思います。

実際のデータを眺めて、みんなでおそらくこうだろう、と予想しても、あとで内部実装が変更されることもあります。

しかし、決定権を持つ担当者がなかなか捕まらないこともあるので、そういう場合は上長に相談するのが良いと思います。