自分は打たれ弱いのか 考えてみた

風邪をひいてしまってジョギングができないので、自分と向き合うことにしました。

きっかけは、先日妻と会って、妻の開く料理のワークショップの事前テストを兼ねて、料理をした時のことです。

私は料理はからっきしだめです。

一方で妻は料理が得意です。(ワークショップを開くくらいなので)

そして、かなりのこだわりがあり、料理中は普段から強い口調がさらに強くなります。

私は妻のルールやこだわりをできるだけ崩さず機嫌を損ねないように、自分なりに色々気にかけてはいたのですが、やはり色々怒られます。

例えるなら、プログラムを書いたことがない人に「早くループ処理書いて!何やってんの!!」と言われている感じです。

本人はそこまで言っているつもりはないと思いますが。

でも、私はとても傷つき、自分はだめだな・使えない、と委縮して、後半は棒立ちで何もできませんでした。

せめてもの救いは、一通り終わった後の反省会で、妻にとってためになる発言ができたらしく、その点を喜んでもらえたことです。

でも、いまだに色々言われたことがショックで、あれから寝る前には必ず考えています。

こういう話を聞くと、きっと周りの人は、「お前はメンタルが弱い」「こいつは打たれ弱い」とかいうのだろうなと、さらにショックを受けます。

ただ、冷静に考えてみると、あることに気が付いたのです。

果たして、妻以外の人に同じ言動をされたらどう思うのか。

全く知らない人

全く相手にしません。ショックはうけません。

職場の同僚

これもショックをうけません。この人はこういう考えなんだなーと動物を観察する感じになります。

仲の良い友達

私には一人仲が良い友達がいますが、その人が同じ言動だったら?と考えた場合、「何怒ってんだー?まあまあ」って軽く流せます。

家族・兄弟

「すっごいおこってる!あはははは」と逆に喜びます。

こんな感じで考えると、実はショックを受けるのは妻にされた時だけなのでは?と思いはじめました。

それはなぜなのか?ということを考えました。

私は、周りからの評価が自分への評価へかなり直結する人間です。

この人からは評価されたい・失望されたくないという場合は、特にそれに過敏に反応します。

その一人が妻なわけです。

妻に対しては、失望されたくない・期待以上の成果を出したい・役に立ちたいという気持ちが強い。

強いからこそ、少し否定されただけでものすごくショックをうける、ということが分かりました。

特定の人に対してのみ、このようにショックを受けるんだなと分かったら、実はそれってメンタルが弱いわけじゃないのでは?と思いました。

そもそも、メンタルが強い = 成功者のようなイメージが巷にはあって、どうすればメンタルが強くなれるか?という話や本がたくさんありますが、本当にそうなのか?と思います。

メンタルが強い人には2パターンあると思っていて、自分の価値観に絶対の自信があって人のことに興味がないから、何言われても良い、という人。

もう一つは、相手の意見も聞くけど、それを鵜呑みにせず、良いところだけを今の自分に取り入れられる冷静な判断ができる人。

スポーツするときにコーチっていると思います。

コーチは選手本人が気づけないことを外から教えてくれます。

もし、前者の頑固ものだったら、成長することはないでしょう。

成功するのは、コーチの意見は聞くがそれを鵜呑みにせずに、それをどう生かせば自分は強くなれるのか冷静に考えることができる人だと思います。

メンタルが強い、というよりは、頭の中の切り替えができる人、といった方が良いかもしれません。

また、メンタルが弱い人には、実はかなり大きなメリットがあると思います。

私のように、この人には評価してほしい、と強く願った結果でショックを受ける人は、ショックを受けないようにできるだけ準備をします。

相手がどういうタイプで、どんな考えをもっているのか、こういうことをすると嫌われるのではないか、など、かなり観察します。

そういった慎重さこそが、今の自分の地位や成功を支えてきた原動力だとしたら、打たれ弱いということに陰で支えられてきたのではないか?と思います。

結論

自分は特定の人に対してはメンタルが弱くなる。

しかし、それは悪いことではなく、むしろ自分の神経を研ぎ澄ませて成長させたり、鋭い観察眼をもつことの原動力だった。

でも、もう少し優しくしてほしい😂