公務員のボーナスが減ったことについて

公務員のボーナスが減額されたニュースが流れていましたが、これについてです。
そもそもボーナスとは
ボーナスと呼ばれるものには二種類あります。
- 利益がでたからその分を労働者に還元する
- ボーナスは一年の所得の一部であり、利益とは関係ない
多くは一つ目のイメージを持つと思いますが、今の日本では主に二つ目だと思います。
赤字なので労働者の給料を減らしたいが、それでは不満が爆発するので、ボーナスというバッファーをもっておく。
固定給は減らさず、ボーナスを減らすという方法をとればそこまで印象が悪くない、ということです。
公務員のボーナス?
公務員のボーナスも上記の二つ目です。
というのも、公務員は国民からの税金が給料になっているので、利益という概念がないからです。
※もし、利益という概念があるなら、そもそも国民が支払う税金を減らすか還元する方が普通です。
よく「なぜ公務員がボーナスをもらっているんだ」ということが書かれているのを目にしますが、公務員がもらっているボーナスは利益ではなく、固定給の一部だから、と考えれば納得できます。
それでも貰いすぎている、という印象はあるかもしれませんが。
公務員のボーナスが減ることは当たり前
以上から考えると、国の財政が厳しくなっている日本において、公務員のボーナスが減るのは当たり前です。
私の父も公務員でしたが楽な仕事ではないことは知っています。
ただ、公務員になる人の大半は国をよくしようという目的があったわけではなく、安定するから、という理由のはずです。これを悪いとは思っていません。
会社などの小さな船より、日本という大きな船にのった方がそれは安定します。日本が消えるということも当面ありませんから。
しかし、大きな船にのると危機感も薄れて、なんでも人のせいにしがちです。
コロナで公務員は本当に大変だ、こんなに頑張っているのに、という声もあると思いますが、民間企業でどんどんクビになっている人からすれば、天と地の差です。クビにならないというメリットを考えたことがあるのか、と疑問に思います。仕事があるだけ断然マシです。
公務員もそろそろ能力に応じた報酬性にした方が良いと思っています。勉強ができれば入れるというのがダメにしている原因の一つかと。
ということで公務員のボーナスが減ることは当然で、それをおかしいという思うのはお門違いかな、という内容でした。
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