怒りの葡萄 第十四章を読んでの感想

この章は短いですが、非常に重要なことが書かれていると思いました。

私の解釈では、人々が運動を起こして世の中が変化していく様を、著者の視点から書いているように思います。

人々が苦難にぶつかった時に、"わたし"が"わたしたち"に変わり、それが大きな渦になって世の中を変えていく。

以下の引用がとても印象に残りました。

“わたしは少し食べ物をもっている" プラス “わたしは食べ物をもっていない" が。

この足算から"わたしたちは少し食べ物を持っている"という答えが出たら、運動が始まり、方向を持つことになる。