インターネットによってもたらされたデメリットを考えてみました

インターネットの普及によって便利な世の中になりましたが、一方で私たちに悪影響を与えた部分もあると思います。

二つの例で考えてみました。

本の購入

電子書籍が普及し、私もAmazonで電子書籍を買うことが多くなりました。

Amazonであれば立ち読み機能もあるし、本屋さんや図書館まで足を運ばなくても、どこからでも本を購入できます。

とても便利になりましたが、デメリットもあると思います。

私が子供の頃は、学校の図書館で本を探すのは大変でした。

今の本屋のように本の場所を検索するような機能もなかったので、歩き回って探しました。

その時、自分に興味がない本も目に入ってきます。

また、興味がなかったけどこれは面白そうという本を見つけることもできます。

インターネットでの本の購入では、こういった体験をすることが難しいと思います。

つまり、自分の興味がある本しかみません。

レコメンドで表示される本も、これまでの購入履歴から機械学習が導き出したものなので、私たちが興味がある本が表示されます。

そのような環境では、自分が嫌いなものと接する機会がなくなったり、全く新しい世界に触れる機会も減ります。

インターネットの普及によって、視野が狭くなってしまったような気がします。

バーチャル旅行

コロナによって旅行が難しい現状ですが、コロナが収まっても私たちの頭の中にはコロナ禍時代の感覚が残ったままになると思います。

出歩いたり、外食することに対してなんとなく抵抗を感じるのではないでしょうか。

そうなると家からインターネットを通じてバーチャルな旅行をするサービスが普及しそうな気がします。

家からさくっと旅行感覚を味わえるのは便利です。

しかし、こちらもデメリットがあると思います。

私は休みの日の朝は田んぼの中を散歩しています。

散歩中にブログに何を書くかを考えたりしています。

田んぼの中をあるくことはリフレッシュできて気持ちがいいですが、良くないこともあります。

道がぬかるんでいたり、虫が多かったり、どぶくさかったり、CCレモンが捨てられていたりします。

こういった悪い面もみることなります。

しかし、バーチャル旅行ではこれらの悪い面は修正されると思います。

捨てられた空き缶はなかったかのように修正され、近くの工業施設からの騒音も消されているでしょう。

もしかしたら、空き缶はどうせ仮想上で消されるから、ポイ捨てしてもいいだろう、という発想も生まれるかもしれません。

バーチャル旅行をした私たちは、その観光地がとても良かったとだけ思い、悪い部分や問題点には盲目になります

このように自分の都合の良い世界になれていきます。

しかし、実際の世界は問題だらけでそれらを解決する力が求められます。

まとめ

インターネットの普及によって便利な世界になりましたが、その反面、視野が狭くなったり、自分に都合の良いことしか考えなくなったりというデメリットが発生しているような気がします。