お米の四分の一は無料で流通しているという話

お米の四分の一は無料で流通しているそうです。

これは、お金を払わずにお米を手に入れている人が全体の四分の一存在するということになります。

無料で手に入れている、というのはどういうことか。

おそらく、無料で手に入れている人はすぐにわかると思います。

これは、親戚や知り合いからお米を送ってもらっていることを意味します。

このように、お金を使わなくても物が流通しているケースは意外と多くありますが、あまり気づかないものです。

ここで、お米を送った側はお金をもらっていないのですが、あるものをもらっているとも考えられます。

それは、信頼感謝の気持ちです。

それらは時として形になって返ってきます。

例えば、お米を送ると、送った先の地域の農産物、例えばりんごなどもお返しにもらえるといった感じです。

第一産業である漁師さんは、釣った魚をお米と交換したりしますが、それと同じ感じです。

このようなお金を使わない流通は、食べ物に限ったことではないそうです。

Youtubeやインスタグラムは提供者が無料でコンテンツを提供しています。

広告による収入がその見返りだ、という考え方もありますが、実は先ほどのお米の例のようにお金以外のものを得ています。

それは提供者に対する関心や尊敬です。

この人は面白いな、この人はすごい人だな、という評価が実は見えないところで動いています。

今の経済はお金を基準にして計測されていますが、このようなお金以外の評価が、昨今で伸びてきているという話でした。