人はなぜ悪口や噂話が好きなのか 「バカと無知」を読んで

バカと無知という本を読んでいますが、理解も兼ねてアウトプットします。

人が悪口や噂話を好む理由についてです。

前提

前提としていくつかの情報が必要です。

人は社会的な生物

人は集団で生きていく生物です。

集団から孤立するとそれは死を意味します。

人の脳は大昔と変わっていない

文明が発達しましたが、それは人の歴史からするとごくごく最近のことです。

人の脳は大昔と変わっていません。

つまり、生き残るために集団に属していることが必須だと考えています。

悪口や噂話は生き残るための重要なツール

前提を踏まえます。

現代の人の脳は昔とは変わっていないため、集団にいかに属するか、そしてその集団をいかに存続させるかが最も重要です。

集団を乱すような行動をする者がいた場合は、その人をいかに早く見つけ出して除去するかが重要です。

言葉を変えると、目立たないようにすることが、集団から孤立することを防ぎます。

しかし、あまりに目立たないと今度は別のデメリットが生まれます。

子孫を残すことが重要な目的ですから、目立たない(他に優位な個体がいる)ことは自分の遺伝子を残す上では不都合です。

目立たず、かつ、優位に立つ。

この二つを両立するツールが、悪口や噂話です。

つまり、直接の手を下さずに、自分より優位な個体を蹴落とすことができるのです。

問題は、このツールを他の人も使ってくる点です。

つまり、悪口や噂話により敏感になる必要があります。

SNSのどうでも良い内容や、芸能人のスキャンダルに飛びつくのは、こういった生存本能から来ている、とこの本には書かれています。

今日楽しかったこと

  • 予報通り雨だったので部屋の掃除をした。クイックルワイパーを使って洗濯機の横の隙間を綺麗にできた
  • 畳部屋もすっきりした
  • 今日はゆっくり過ごそう