公共施設のコストについて

地域の公共施設は建てるときより、その後の維持費の方がかかる。
維持費は建てるときの3ー4倍程度かかるとされている。
国からの補助金は建てるときの費用のみである。
例えば、開発に30憶必要な施設を作る場合を考えてみる。
- 15億 — 地方公共団体の自腹
- 15億 — 国からの補助
一見すると、半分の金額を国から補助してもらっているように見える。
しかし、実際は維持費が60憶かかるので、補助金は割合としてはかなり少なく、ほぼ地方公共団体が背負うことになる。
こういったことをきちんと考えず、不要な施設を作りすぎた結果、赤字になってどうしようもなくなることが良くある。
公共施設を開発を企画するのは公務員の仕事である。
でも、今の公務員に採用される人はいわゆる勉強ができる人だ。
国や学校が持っている答えを正確に回答するという能力には長けているが、答えがないものを試行錯誤して成功される能力とは別ものである。
これは公務員が悪いというより、今の国の構造(教育や採用するときの基準)が悪い。
企画が得意な外部の人間をもっと採用すべきだが、これは公務員側が許したくないため、どんどん状況は悪化している。
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