第一回 PokemonGO的なゲームを作る Unityで作ったゲームをAndroid端末で動かすための環境設定

PokemonGO的なゲームの製作日記です。
以下の本を参考に進めていきます。
UnityによるARゲーム開発 ―作りながら学ぶオーグメンテッドリアリティ入門
Android Studioは必要なのか
結論からいうと、Unity Hub を使えば不要だと思います。
本でもインターネット上での情報でも、Unityで作成したアプリを実機のAndroidで動かしたい場合はAndroid StudioをWindowsかMac上にインストールする方法が書かれています。
私は Unity や Android Studio 界隈には疎いのですが、単純にUnityで作ったアプリを動かすために、なぜ他のツールであるAndroid Studioをインストールしなくてはいけないのかがすごくひっかかりました。
今時の環境構築であれば、他のツールに依存するのはあまり良くないのではないかと。
ということで、きちんとマニュアルを読んでみたところ以下の文章を発見しました。
Android 用にビルドして実行するには、Unity Android Build Support プラットフォームモジュールをインストールする必要があります。Android デバイスで コードをビルドして実行するには、 Android Software Development Kit (SDK) と Native Development Kit (NDK) もインストールする必要があります。デフォルトで、Unity は OpenJDK に基づく Java Development Kit をインストールします。
https://docs.unity3d.com/ja/2021.1/Manual/android-sdksetup.html
※2021年10月時点の確認です。
これだけみると、Unity Android Build Support プラットフォームモジュールがまず必要で、USBとつないで実機のAndroidにビルドする際は追加でSDKとNDKが必要であることしかかかれていません。
さらに、これらをどうやってインストールするかはその下に書かれており、
Use the Unity Hub to install Android Build Support and the required dependencies: Android SDK & NDK tools, and OpenJDK.
Unity Hub を使うことで、これらをインストールできるように見えます。
最新の環境構築手順の中には Android Studio については特に書かれていません。
Unity Hubをつかったインストール
Unity Hubは、複数のUnityのバージョンを管理してくれたり、Unityの開発に関連するツールなどをインストールしてくれるもののようです。
おそらく、インターネットや本に書いてある情報は、これが存在しない時代のもののような気がします。
実際にUnity Hubを使ってみると簡単にインストールできました。
Unity Hubを起動して、Installs を選択します。

今は2020.3のバージョンだけがインストールされている状態ないので、画面右側にはひとつだけ表示されています。
右の方の歯車のマークをクリックして、Add Modules をクリックします。
以下はすでに必要なモジュールをインストールしてしまっていますが、Android Build Support と Android SDK & NDK Tools と OpenJDK の3つを選択してインストールします。

インストールにはしばらく時間がかかります。
インストールが終わったら、Unityで Unity > Preferences > External Tools を開きます。(Macの場合)

上のように、インストールしたモジュールとそのパスが表示されていればOKです。
もし、これらが表示されていない場合はUnityを再起動すると反映されると思います。
あとは、以下の手順を実施すればOKです。この辺りの情報はあると思うので割愛します。
- アプリをビルドするAndroid端末の開発者モードを有効にする
- PCとAndroid端末をUSBでつなぐ
- UnityでBuild SettingをAndroidにして、BuildAndRunを実行する
Android端末に、Unityで作成したアプリの画面が表示されれば完了です。
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