ザ・グローリーの印象的だったシーン (ネタバレあり)

Netflixのザ・グローリーを見て、印象的だったシーンです。若干のネタバレを含みます。

私が特に印象に残っているのは、エピソード5の冒頭のシーンです。

おばさんがヨンジンの母親の尾行をしているシーンです。

一通り対象者の写真を証拠として収め、ふと車の中から空を見ると、綺麗な夕焼けが見えました。

おばさんは一言「夕焼けが、きれい」と言います。

旦那からDVを受け、心身ともに限界だったおばさん。

そんな彼女はドンウンと出会い、お互いの目的を交換条件として行動をはじめます。

おばさんはドンウンのために、ターゲットをストーカーします。

このシーンは、今までは心が疲弊しきってしまって、夕焼けすら視界に入らなかったのに、徐々に余裕がうまれている表現だと思いました。

ストーカーは決して道徳的には良いことではありませんが、誰か(ドンウンや娘)のために役に立ち、日々の目標が生まれたことが、彼女の心に小さな安らぎをもたらし始めた。

私はこのシーンに言葉にはできない感動を覚えました。