スマホ脳(アンデシュ・ハンセン)を読んで(後編)

前回に引き続きスマホ脳という本のご紹介です。今回が最後です。

今回はスマホが人にどのような影響を及ぼすのかということです。

IQ低下、集中力低下、睡眠不足、うつ

スマホに依存してしまい、一日中スマホのスクリーンばかり見ている人がどのような影響をうけるのかというのがこの本の後半部分で書かれています。

特に子供への影響が強いようで、かなり深刻なようです。

もちろん大人へも影響があります。

この本の面白いところは、スマホが人に悪影響を及ぼすと考えられるが本当にそうなのか、と一旦立ち止まるところです。

例えば、スマホを使いすぎるとメンタルが不安定になるとされるが本当にそうなのか、メンタルが不安定な人が良くスマホを使っているだけということは考えられないか、という感じで、頭から決めつけないで色々な可能性が考えているところです。

しかし、残念ながらスマホが悪影響を与えている、という結論に行き着きます。

詳細はここでは紹介しませんが、どれも説得力があるので、この本読んだらスマホの利用時間について再検討したくなると思います。

不安への対抗策は運動

スマホがもたらす悪影響として不安がありますが、この不安に対して運動が良いと書かれています。

これも論理的、かつ、研究結果を元に結論づけられています。

私の妻はジョギング するとストレスが解消される、といっていたのですが、そのメカニズムも本の中で説明されています。

やっぱり、運動はいいんだなー。

まとめ

全体的にかなり説得力がある本でした。

その理由は、人間の脳の仕組みから説明されているからだと感じました。

現代では悪いとされているストレスも、私たちの祖先にとっては必須なものだったりと面白いことがたくさん学べました。