怒りの葡萄 第八章を読んでの感想

八章ではいよいよトムが家族と再開します。

再開のタイミングで家族がどういう人物で構成されているかが明かされるのですが、お母さん以外はみんな変人でした。

気性が荒い祖父、祖父とやり合うくらい気性が荒い祖母、その息子の父ももちろん荒くれ者、兄は出産の時に、父が無理やりひっぱったせいで障害者に見えるところがある、など。

この家族の軸は母親だなと感じました。

嬉しいことがあったとき、家族は母ちゃんが喜んでいるかどうかを確かめようとするから、母ちゃんは本当なら笑えないようなときでも笑うのが癖になっている

この文章からも、家族を結ぶ要になっていそうだと感じました。